TOP > “苔”による放射性物質観測について日本原子力研究開発機構様と情報交換
弊社は、苔の効用を活用した各産業分野への応用注1を検討していますが、その一環として、日本原子力研究開発機構様とNDAを結び、同機構の技術主幹の土肥先生注2が研究している『コケバック』を用いた大気中の放射性物質濃度観測方法注3に関する最近の研究成果や将来の事業化の可能性などについて情報交換を開始しました。
◆注1 苔の効用を活用した各産業分野への応用
本研究では、日本国内で比較的簡単に入手できるハイゴケ属やミズゴケ属の苔を入れた袋『コケバック』を用いて、大気浮遊塵(ダスト)を効率よく捕捉することで、大気中の放射性物質濃度の評価に活用するもので、福島県にて調査研究を実施し、一定の成果を上げられています。
本研究を推進している同機構様の土肥先生は、“『コケバッグ』による高線量・高濃度放射性核種汚染場所での被ばく管理や、網羅的な設置・観測による異常の検知、環境教育への苔の利用など、苔の可能性が拡がる”と期待を寄せられています。
◆注2 土肥輝美先生
国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構
福島研究開発部門 廃炉環境国際共同研究センター
環境影響研究ディビジョン 放射線計測技術開発グループ
技術主幹
土肥 輝美 (Dohi Terumi) – マイポータル – researchmap
本研究の詳しい内容は、以下の同機構様のWebサイトに掲載されていますので、是非、ご覧ください。
◆注3 研究テーマ “コケバッグを用いた安全・簡便・安価な大気中の放射性物質濃度・挙動評価手法の確立”
(お問い合わせ:株式会社ガット 経営戦略室 廣瀬 ℡ 0868-22-1500)