朝晩の気温が下がり始める仲秋の候、いよいよスパークリングワインの仕込みの季節となり、美作大学生活科学部教授の納庄先生、同大事務局次長の光井様と日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターの日野田様、宮川様と共に、ピオーネを原料としたスパークリングの製造に取り掛かりました。
今年は、あえて余り香らないといわれているピオーネの香りに注目し、津山産、鏡野産、新見産などの産地により香りが異なるか?生果と冷凍では香りが変わるか?仕込んでいく過程で香りはどのように変わっていくか?などについて、同機構が開発した高感度ガス分析装置「ブレスマス🄬」を用いて、香りの測定、分析を行うことにしました。

以下に「ブレスマス🄬」を用いた測定シーンと測定方法を示す資料を掲載しましたので、ご覧ください。

 

◆ 高感度ガス分析装置「ブレスマス🄬」を用いたピオーネの香り測定シーン

(手前は日本原子力研究開発機構人形峠環境研究センターの日野田様、奥が同センターの宮川様)

 

◆ 高感度ガス分析装置「ブレスマス🄬」を用いたピオーネの香り測定方法

 

同装置は、ピオーネから発生するガス成分を超高真空空間へ導入し、四重極質量分析計により測定するもので、香りや旨みを定量・数値化することが可能となります。これにより、従来の特保や産地アピールに代わり、科学的知見からの高付加価値化・ブランド化ができるようになることから、近い将来、定量評価に裏付けられた美作大学ブランドのスパークリングワインが売り出されるかも?ご期待ください。

 

(お問い合わせ:株式会社ガット 経営戦略室 廣瀬 ℡ 0868-22-1500)